食べる 描く 読む 女

よく食べ、よく描き、ほどほどに読み、たっぷり眠る動物好きなOLの日記

今日の本

今日はお弁当がない日。その代わりに読んだ本を。

いつか読みたいと思っていて、ようやっと。登場人物もあまり出てこない、本当に本当に静かなSFだった。最初読んだときは、一瞬ホラーかと思ったけど。そしてとても難しかったよ…。

でも印象的な文章がいくつもあって、忘れたくないのでメモ。

人間は人間以外の誰も求めてはいないんだ。われわれは他の世界なんて必要としていない。われわれに必要なのは、鏡なんだ。他の世界なんて、どうしたらいいのかわからない。いまある自分たちの世界だけで十分なんだが、その一方で、それだけじゃもう息が詰まってしまうとも感じている。そこで自分自身の理想化された姿を見つけたくなるのさ。

目から鱗だった。SFって、地球以外の星と生物に想像を巡らせるものだと考えていたし、今まで読んだ本もそういうものばかりだったからだ。

人間以外の誰も求めていないというのは、私たち個人の内面にも言えることなのかなーとも思うけど、これは私の思ったことなので割愛。

その他にも作中では、人間の形を基本として神や世界を把握しようとすることを批判しているのが印象的だった。

これはラブストーリーだという感想も見かけたけど、私にはそうは思えなかったなぁ…。