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食べる 描く 読む 女

よく食べ、よく描き、ほどほどに読み、たっぷり眠る動物好きなOLの日記

読んだ本

あと1日でお休みが終わっちゃうなんて…シクシク。
でもこの休みの間、たっぷり本を読んだので満足である。
 霊応ゲーム (ハヤカワ文庫 NV レ 5-1)

霊応ゲーム (ハヤカワ文庫 NV レ 5-1)

中学時代に多少たしなんだBL。当時感じていたなんとも言えない興奮が、じわじわと蘇ってきた。厳密な意味でボーイズラブではないのだけど、匂わせ方がすごい。王道な舞台、キャラクター設定に読めるかと思いきや、じつはこんな話読んだことなかったんだ!と気づいて鳥肌がたつ。陰鬱で、本当にどうしようもないストーリーなんだけど、中毒性が高すぎる。普通に一気読み&徹夜本。

えらい長かったけど、えらい面白かった。上下巻1300ページとか、文庫の量じゃないヨ!でも、その量に見合った読書体験だった。臨死体験というテーマを、とんでも話にさせず、丁寧に慎重になぞる。とても好感が持てた。あとキャラクターも素晴らしい。途中まさかすぎる展開でかなりパニックになったけど、そこからのストーリー展開がものすごい。
印象に残った一文。(他にもあったと思うけど、付箋つけ忘れた)
死の罰は、希望や忘却ではない。守れなかった約束、いえなかったさよならの記憶と、もうとりかえしがつかないのだという認識ーーそれが死の罰だ。
いつかは必ず死ぬとわかっていても、私も含め大抵の人は「自分は死なない」と思っているのだろう。でもこの本を読んで、死ぬというのは楽になるとか素敵なものとかそんなものではなく恐るべきものである一方、手を伸ばせば届いてしまう家族や友達よりも近い距離にいる他人のような存在だと感じた。すべてを理解することはできない不可解な、でも確かに存在するもの。うまく表現するのが難しくて歯がゆいけど、「すごいよ、コニー•ウィリス」というのは確かだ。

『霊応ゲーム』も600ページ超の大作だし、この連休はよく読んだわ。おなかいっぱいです。