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食べる 描く 読む 女

よく食べ、よく描き、ほどほどに読み、たっぷり眠る動物好きなOLの日記

読んだ本

最近読んだ本など。

普通に楽しく読んだ。最近文芸ばかり読んでいたから、とても新鮮に感じる。とてもシンプルなストーリーで、これ以上も以下もないという感じ。

アムステルダム (新潮文庫)

アムステルダム (新潮文庫)

初マキューアン。まわりくどく、こねくり回したような文章なのに、気づくとサクサク読んでしまう。不思議な読書体験だった。他の作品も読まねば。

離陸

離陸

村上春樹ライクな雰囲気で驚いた。人物描写も、感情表現もどれもつかみどころがないところとか。でもどんどん読み進めてしまい、あとには「一体なんだったんだ」と、狐につままれたような気持ちになる不思議な作品。
死者があの世に発つ様を、離陸と表現しているのが好きだった。想像するだけで美しいと思う。

弁護側の証人 (集英社文庫)

弁護側の証人 (集英社文庫)

まんまとだまされた。ミステリー、久しぶりだったからとても面白かった。「あれ? あれ? えー!」となって、最初のページを読み返した。この感じ、何度経験しても楽しい。

水族館の歴史: 海が室内にやってきた

水族館の歴史: 海が室内にやってきた

何よりこの装丁が美しい。挿絵もたくさんあって、眺めているだけで楽しめる。水族館というよりもアクアリウムの話がほぼメインだけど、いままで未知の世界だった海を目の前にした人々の驚きと感動と恐れを想像すると、なんだか羨ましい気がした。そんな気持ちになること、私たちにこれからあるのかしらと。
「海水が生命を支える有機体、いわば生命における血であることを理解していないことの表れなのだ。」という著者の一文が印象的だった。海は単なる環境ではなく、生命の血そのものということ。