食べる 描く 読む 女

よく食べ、よく描き、ほどほどに読み、たっぷり眠る動物好きなOLの日記

書いてみること

久しぶりにブログを開いたら、去年の4月から更新していなくて、驚いた。

更新が途絶えていたにも関わらず、「今月のPVがいくつ超えました」というお知らせを見て、誰かがときどき訪れていることにも。

もう誰も住んでいない村にひとつだけあるポストを、今も郵便屋さんが確認しに来てくれるようなそんな気持ちになった。

 

この1年弱本当にいろいろなことがあって、毎年「いやーいろいろあった1年ですな。あははは。」と言っているような気がするけれど、そんな今までの1年とは比にならないくらいいろいろあった。

人間関係も、環境も、仕事も、私自身の心境も、思いつく限りほとんどのことが変わった気分だ。それが良い方向へ舵をきっているのだとしたらいいのだけれど、先のことなんてわからないから、ただ祈ることしかできなくて、雑誌の最後のページやWEBにちょこっと載っているような占いを、思わず読んでしまうことが増えた。それも変化のひとつなのかもしれないけれど。

 

頭のなかではいつも会話がおこっていて、もう30歳も近いのに、ときどき頭に詰まった言葉で酸欠を起こしてしまいそうになる。思春期のときとはまた違った、いつもにぶい苦しさみたいな。

でも、もしかしたらそれらの言葉を残しておいても良いのではないかとふと思った。読んだ本や見た映画の記録でも、ポエムでも、世間に対する意見でも。

 

 

優しい鬼

優しい鬼

 

 同じ日本語なのに、漢字をひらがなに置き換えたりするだけで、言葉がちゃんと人格をもって活き活きとして見えるから、びっくりした。言葉の使いかたで人格を与えるというよりも、形そのものを変化させて、個性を出すというか。すごいなーと思う。

ただ苦しくて、「それはないぜ」と思うくらい残酷だった。進むことも退くこともできず、藻に覆われて酸素がなくなって死んじゃう水槽の中の魚みたいに。ただ、読んでいる間は、表紙にある写真のような、昼間のぼんやりとした冬の光のなかにいるみたいで気持ちがよかった。